コロナの規制もようやく緩和して、卒業旅行に海外に行かれたり、留学に行かれる方が多くなってきましたね。
さて、その行き先として人気なのが、物価が安く、海が綺麗な【東南アジア】ですが、みんながまず気をつけるであろう「治安」の他に、私だけがみなさんに教えられる事があります。
それは、「デング熱」についてです。
Dengue【デング熱】
デング熱とは
蚊に刺されることによって感染します。
高熱、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。 通常、発症後2~7日で治りますが、日本ではあまり縁のない病気で、治療法もないそうです。
風邪のように、咳やくしゃみで感染することはないですが、デング熱に感染した人を刺した蚊が、他の人に刺すと移る可能性があるらしいです。
私の経験談
これからは、私の経験を順を追ってお話しします。
感染経路
フィリピンの雨季にあたる時期に、私は留学をしていました。
同じ語学学校の友人たちとウェイクボードをしに行った時、おそらく感染しました。笑
プールのような、池のような。
足をつくと、砂なのか苔なのか。水は、ん〜、透き通ってはいなかったですね。
日本での生活で蚊がいたら手で叩いてしまうタイプなので、フィリピンでも同じことをしてしまったら、白いつぶつぶがたくさん出てきました。卵です。そんな時期でした。
私以外誰も感染していなかったのは、おそらく、日々の生活のストレスで、免疫が落ちていたからでしょう。肌荒れも酷かったです。
ウェイクボードから2日後くらいに関節が痛くなり、40度を超える発熱がありました。
どうしてデング熱だとわかったのか?
私が留学していた頃はまだコロナが流行していて、語学学校内でもちらほらいたので、おそらくコロナに感染したのだろうと思い、救急病院にホームヘルパーのフィリピン人と一緒に行きました。
私はおそらくコロナだろうと言いましたが、デング熱だとわかる前にお医者さんに言われた言葉に、まず笑ってしまいました。
「血液検査と、PCR検査と、妊娠検査をしましょう」
1つ目と2つ目はわかります。
3つ目の検査は、全く心当たりがありませんし、希望もしていません。
でも必須だと言われ、受け入れました。(結局やらなかったんですけどね。笑)
1つ目の検査、血液検査です。
正直誰が使ったかわからない注射器ではありましたが、割と富裕層が多い地域だったし、そんなことを気にしていられる余裕もありませんでした。
特別痛かったり、下手だったりすることはありませんでした。
検査結果が出て、次のPCR検査にいくのかと思ったら、
「デンゲがポジティブでした」ー(私の脳内変換)
聞き覚えがあるようなないような、デンゲ?ってもしかしてデング熱?
私はフィリピンで一生を終えるのかとその時は思いました。
でも一緒にいてくれたフィリピン人は冷静でした。
現地の人は、大体の人が幼い頃にかかり、免疫がつくんだとか。
コロナと一緒で、疾患があったり、歳をとってからかかると重症化するリスクがあり、危険な病気かもしれないけれど、しっかり療養できれば自然と治っていきます。
療養中
部屋の戻り、熱があってボーッとするくらいでしたが、ここからが運命の分かれ道でした。
私の部屋は、食事をする共有スペースまで少し距離があり、食欲もあまりなく、味覚障害で水の味まで変わってしまったので、ほとんど何も口にできませんでした。
友人たちを頼られればよかったのですが、案の定エネルギーが足りず、ヘロヘロになってしまい、吐き気まで。かと言って自分で食事を取ることも厳しかったので、病院へ出戻り。
点滴を打ち、入院を勧められてしまいました。
しかし、異国の地で入院なんて、そんな勇気もなく、周りへ迷惑をかけてしまう気がして、お医者さんに帰宅して何があっても知らないからねと脅されながら、自宅療養の選択をしました。
点滴をしたはいいものの、お医者さんたちは休憩の時間だったのか、点滴が終わってからも3時間くらい、針がつきっぱなしでした。ルーズなのは医者も同じなんですね。ほぼ半日病院にいました。(付き添ってくれた友人が、お医者さんに喧嘩売ってくれて、ようやく帰れました)
回復まで
無事病院から帰ってくる事ができ、点滴も一袋まるまる体に取り込まれたので、エネルギーは回復しましたが、病院から処方された解熱剤やめちゃめちゃまずいリンゴ風味の塩水のようなもの、栄養ドリンクなど、入院を断ったからか、大量の薬を処方されました。
どれも美味しくなかったので、念のため、デング熱に対応できるアセトアミノフェン(パラセタモール)を日本から持っていくと良いでしょう。
*アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンなどは使わないようにしてください。https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kansen-taisaku/0000083176.html
まとめ
- 日本から虫除けスプレーと薬を持っていくべし!
- デング熱になっても落ち着いて、しっかり栄養とるべし!
- ストレスは溜め込まないようにするべし!
- フィリピン人はウォッカやジン、ビールなどとりあえずアルコールを飲んで風邪を治そうとするが、それは真似するべからず!(サンミゲルライトは飲みやすくておすすめ)