富士山周辺おすすめ神社①『富士山本宮浅間大社』

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はじめに 浅間信仰とは

 平安時代、富士山は噴火を繰り返していて、噴火を怒りだと考えていたので、
怒りを鎮めるために、木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)を富士山の
神霊浅間大神(あさまのおおみかみ)として富士山麓にお祀りしたのが由来です。

  コノハナノサクヤヒメノミコト
火中で出産するという逸話があり、そのような状況でも無事に出産したことから安産の神、また水の神として、富士山に祀られました。日本神話の中で最も美しい神様であり、
短命で美しく、まるで桜のような神様です。

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)

主祭神:木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)
相殿神:大山祗神(おおやまづみのかみ)・瓊々杵尊(ににぎのみこと)
御神徳:家庭円満・安産・子安・水徳・火難消除・航海、漁業、農業、機織等の守護
御神木:桜  神使い:猿

◯相殿神であるオオヤマヅミノカミは主祭神コノハナサクヤヒメノミコトの父であり、山の神であります。
同じく相殿神のニニギノミコトは主祭神の夫であり、2人の間には3人の子が生まれたことから子宝、そして、炎の中で出産したことから安産のご利益があるとされています。

◯木花という名前にちなんで、桜が御神木とされていて、境内には500本も植えられており、春には桜の名所として大変賑わいます。

◯申の日に富士山が現れた故事から、神使いは猿といわれています。

 富士山本宮浅間大社は、全国に約1300社ある浅間神社の総本宮であり、歴代武将からも篤い崇敬を寄せていました。


源頼朝公は、流鏑馬(やぶさめ)を奉納され、現在も流鏑馬祭として伝えられています。

武田信玄・勝頼親子も、奉納の品が多く残っており、特に、境内にあるしだれ桜は信玄の寄進とされ、信玄桜と呼ばれています。

徳川家康公は、関ヶ原の戦いに勝利した御礼として、本殿・拝殿・楼門をはじめ30余棟を造営しました。現在も、本殿は国指定重要文化財、拝殿・楼門は県指定文化財となっています。

湧玉池(わくたまいけ)

 富士山の雪解け水が何層にもなった溶岩の間を通り湧出するもので、透明度が高く、緩やかな時間が流れていました。かつて、富士山登山者は、この霊水に禊ぎをしてから登山していました。

咲良みくじ

 このおみくじを目的に参拝される方もおられるという、人気のおみくじです。
青とピンクの2種類あり、湧玉池前の水屋神社の御霊水に浸すと、文字が浮かび上がってきます。
ジャバラ折りにし、結ぶとと富士山のようになるのも可愛いので、是非咲良みくじを引いてみてくださいね。

御朱印

富士山本宮浅間大社は『駿河國一之宮』です。
全国一の宮御朱印めぐりをされている方はぜひ参拝して、御朱印をいただいてくださいね。

〜まとめ〜
*浅間神社の総本宮
*特に子宝、安産のご利益
*おすすめは桜の時期!
*おみくじ引くなら『咲良みくじ』
*全国一の宮御朱印巡りをされている方は御朱印いただくの忘れずに!